ダラダラした文章とはおさらば!誰もがやりがちな「冗長表現」

文章も断捨離!冗長表現には贅肉がたっぷり

Webライティングは、いかに簡潔にわかりやすく表現するかが重要です。
Webコンテンツは、スマホで読み流す人も多いですよね。
一文が長い、表現がわかりにくいなど、読みづらい文章では最後まで読んでもらえず、他のWebサイトへと離れていってしまいす。

そして、長い文章やわかりにくい文章の代表的ものが冗長表現よばれるものです。冗長表現とは一文が長い上に、無駄のある文章表現のことをいいます。
伝えたいこととは異なる内容の文や、同じ意味の言葉が繰り返されているなどの特徴があります。
このようにな文章は、伝えたメッセージが読者にダイレクトに伝わりにくいのです。

冗長表現を排除して簡潔な文章にすれば、読みやすい上に、文意が伝わりやすくなります。

こんな文章はNG!冗長表現のパターン

冗長表現にはいくつかのパターンがあります。
代表的なパターンは、主に次の3つです。

第1は、文章が長いことです。
次の例文をみてみましょう。

今日はめずらしく朝の5時30分という早朝に目覚めたので散歩に出かけたところ、空気が清々しく一日のスタートを有意義に始めることができ、とても嬉しかったし、妻にも「毎日これぐらい早起きしてくれると私も楽だわ」と誉められた。

上記の文章は、100文字以上あります。
400時詰めの原稿用紙なら、1/4枚以上。
筆者は何を伝えたかったのでしょうか?

きっと、(1)早起きできたこと、(2)早朝の散歩にでかけたこと、(3)有意義な朝を過ごせたこと、(4)奥さんも喜んでくれたことの4つの事柄を伝えたかったのではないかと思います。

上記の文章を、

今日はめずらしく早朝5時30分に目覚めた。
散歩に出かけたところ、朝の空気が清々しい。
有意義な朝の時間を過ごせて、嬉しく感じた。
妻にも「毎日これぐらい早起きしてくれると私も楽だわ」と喜ばれた。

上記のように、伝えたい内容ごとに文章を区切ると、読みやすく理解しやすくなると思います。
あれもこれもと詰め込まないようにしましょう。
つまり、1つの文章で伝えることは、1つのメッセージだけにするように心がけると、冗長表現を避けることができます。

第2は、重複表現が含まれていることです。

重複表現とは同じ意味の言葉が繰り返される文章です。
例えば、新宿駅で電車を下車する、ATMでお金を出金するなどの文章です。
新宿駅で下車する、ATMで出金すると表現するだけで、意味は通じますよね。

第3は、難しい表現です。
Webの文章は、わかりやすく書くよう心がけましょう。
例えば、齟齬を来す、懸念される、示唆するなど……。
難しい言葉を、なるべく避けましょう。
Webライティングは、論文ではありません。誰でもわかりやすく読めるように書くことが重要です。