記事を作成する上で重要なペルソナとは
記事を作成する上で、事前にいくつかの項目を決めておくことが多いです。
たとえば、全体のテーマや見出し、記事に使うベースとなる情報源、ですます調などの文体といったものです。
これに加えて、多くの場合ペルソナと呼ばれるものを設定します。
ペルソナとは、マーケティングで使われる言葉で、他にはターゲットという言い方をします。
つまり、記事の対象となる層のことです。
ペルソナの区分としては、男性や女性、年齢、関心事などがあります。
具体的には、「30代の男性でアウトドアに関心のある方」といった感じでペルソナ設定がなされます。
ここからさらに細かくペルソナを考えることもあります。
たとえば、家族構成や地域、収入層といったものです。
上記の例に加えて「子どももいる既婚者で関東圏に住んでいる。年収は600万円以上。」といった条件が加わってきます。
こうした絞り込みをすることで、より記事の方向性が狭まってきます。
ピンポイントでターゲットに合った内容を選んだり、文体を考えたりできますので訴える力の強い記事にできるのです。
ペルソナの設定方法は?
一般的に、商品やサービスを販売するマーケティングであれば、市場を調査してターゲットを決めます。
この年齢層からの反応が良いとか、市場としてのう売れ行きが高まっているから、といったデータに基づいて判断します。
しかし、WEBライターの場合は、こうした調査をしてからペルソナを決めることはできません。
そこで、書くべきテーマや紹介する商品などを見て、この内容について興味を持ちそうな層を考えるのです。
たとえば、介護サービスについての記事を書くように依頼されたら、若い世代がメインではないなとすぐに理解できるでしょう。
その上で、介護を受ける本人に関わるテーマなのか、介護が必要な人を支える家族のためのテーマなのかを見ます。
こうすることで、ペルソナを高齢者にしたり、高齢者を持つその下の世代に決めたりすることができます。
多くの場合、実際にはクライアントからペルソナが指定されて依頼ができます。
40代の男女とか、バイクを持っている人といった感じで大まかでであっても、誰を対象とした記事にしてほしいかの指定が来るのです。
その際には、実際に記事を作り始める前に、指定されたペルソナについて考えることが大事です。
たとえば、バイクを持っている人という指定が来た場合、すでにある程度バイクについての知識を持っていると想定できます。
そのため、パーツなどについての専門用語を使っても構わないとか、多少難しめの内容の方が受けが良いだろうと考えられます。
大まかな指定について、ライター側でさらに細かく考えることでペルソナ設定が生きてくるわけです。