温泉まんじゅうといえば「松むら饅頭」

「松むら饅頭」のお店紹介

群馬県草津は全国での有数の温泉街として、いつもたくさんの観光客でにぎわうエリアです。
この温泉地には、グルメスポットもたくさんあって、群馬の味を満喫できます。
その中でも、温泉と言ったら温泉まんじゅう、そして温泉まんじゅうといったらこのお店というところがあります。
それが、「松むら饅頭」です。

このお店は1945年に開業して、その創業以来の味を今でも保っている老舗です。
草津温泉は古くから温泉で親しまれてきましたが、温泉にまつわる食べ物もその歴史の中でいろいろ作られてきました。
温泉まんじゅうもその一つですが、「松むら饅頭」は特に歴史あるもので、草津温泉の一つの象徴ともなっています。

お店は湯畑から少し歩いたところに立っていて、渋い歴史ある雰囲気のたたずまいとなっています。
ガラス張りの店内は、いつも観光客が名物の温泉まんじゅうを求めるために来ています。
看板や暖簾の歴史ある雰囲気も、店の良さを伝えていて写真を撮っている人も多くいます。

お店では出来立ての温かいまんじゅうを食べることができますので、店内や外でほおばっている人も見られます。
ホカホカのまんじゅうは香りと優しい小倉あんの甘さが魅力的で、草津の街並みを歩きながら食べるといくらでもお腹に入っていきそうです。

お土産にも人気の「松むら饅頭」

「松むら饅頭」はお店で出来立ての温かいものをいただくのが醍醐味ですが、冷えてもおいしくいただけます。
しっとりとした優しくも満足感のある餡と、独特の柔らかい食感を与える皮のバランスが最高です。
合成保存料が入っていないため賞味期限は短いですが、お土産として買っていく人も多く、一つの草津土産として定着しています。

「松むら饅頭」の餡はすべて自家製で、北海道産の小豆を厳選して使っています。
創業以来受け継がれてきた製法と技術を駆使して、熟練の職人が毎日手作りしています。
粒が少し残っていて絶妙な食感を与えてくれて、食べた時の満足感が高いです。
それでいて甘さを控えめにしていますので、後を引くおいしさもあって、ついつい二個目三個目と手が伸びてしまうほどです。

この上品かつ満足感のある餡をくるんでいるのが、「松むら饅頭」自慢の皮です。
黒糖を練り込んでいるので香ばしく、口に入れた時にふわっとした甘い香りが広がります。
薄皮ですので、餡の存在を強調してくれて、邪魔することなく調和しています。

全体としてしっとり感と共に、ふわふわの感触で、味だけでなく食感も楽しいというのが「松むら饅頭」の素晴らしいところです。
冬でも夏でもお土産としての人気が高い商品で、営業時間内でも売り切れてしまうことが多々あります。