文章の内容を濃くするためのライティングテクニック

こんちは。

僕の周りには、ブログやフェイスブックをやっている友人が多くいる。
そんな彼らに良く聞かれる質問が「文章の内容を厚くするための、ライティングテクニックを教えてほしい」というものだ。

今回は良い機会なのでこの場を借りて、僕なりのテクニックを紹介したいと思う。

ペンとノート

伝えるための文章を書けているか?

みなさんの中にはポートフォリオ・ビジネスメール、報告書や企画書などで文章を作成した際、読み直してみると何か言っているようで何も伝えられていないというようなことはないだろうか。

せっかく何かを伝えるために文章を書いているのなら、熱量や情報をたくさん詰め込んだバランスの取れた文章にしたいのはみんな一緒なはずだ。
そのテクニックを身につけて、是非相手に伝わる文章をかいてもらいたい。

情報×文章の骨格=文章の厚み

僕がおススメするのが【情報×文章の骨格】である。

まず、文章の「情報」とは6W2Hのことをいうのだ。これは読み手に伝えるのにとても重要な要素である。

6W2H
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・Whom(誰に)
・Why(なぜ)
・What(何を)
・How(どのように)
・How much(いくらで)

学生の頃、英語の授業で見たことがあるはずだ。
6W2Hに関しては、文章というよりもコミュニケーションの基本と言ってもいいだろう。

文章中に6W2Hの使用が多ければ多いほど、読み手に伝える物事が増えることになる。

次に「文型」とは。文型とは英語で言うところのS、V、C、O、Sが主語、Vが述語、Cが補語、Oが目的語である。
ここで英語の代表的な5文型を紹介しよう。

■第1文型(SV):SがVする
■第2文型(SVC):SがOをVする
■第3文型(SVO):SがOをVする
■第4文型(SVOO):SがO1にO2をVする
■第5文型(SVOC):SがOをCにVする

ほとんど「Sが Vする」か「Sが Cだ」と言っているのがわかるだろう。
これを踏まえたうえで、省略ができる日本語の実践的な文型を紹介しよう。

●Sが Vする
●Sが いる / ある
●Sが Cだ

日本語はこの3パターンに大きくわけられる。これが文章を形作る骨格になるのである。

情報×文章の骨格が文章の厚みになると僕は考えている。

また、必須項目ではないが文章に趣をだすテクニックに「レトリック」がある。
レトリックとは、効果的な表現方法に名前が付けられたものをいう。

代表的なもので言うと擬人法・比喩法・擬態法などがある。
文章を構成する上で必要な要素ではあるが、使い過ぎるとただ文字数が増える傾向に陥るので、気をつけて欲しい。

ひとりよがりになっていないか?

簡単だが、文章に厚みを出すテクニックについて説明した。
最後に言いたいのが、相手に伝える文章は個人的に書きたいことだけを好き勝手に書くものではないということだ。

それは単なるひとりよがりに過ぎない。
自分の中で必要なものを選び、不必要なもの省くことで相手に伝わる文章になると僕は考えている。

僕の記事を読んで、少しでも厚みのある文章を書ける人が増えることを願うばかりだ。