「つじ半」の特徴
日本独特の食文化である「丼」ですが、これが初めて作られたのは江戸時代と言われています。
せっかちな江戸っ子たちがおかずとご飯を同時に食べられるようにと考案したという節もあるくらいなので、東京の古くからの町並みには丼を扱ったお店が今も多く営業しています。
その中の一つが「つじ半」で、日本橋で大人気のお店として店頭には常に長い行列ができています。
「つじ半」の特徴は築地から仕入れた新鮮な海鮮をそのまま使った贅沢な海鮮丼です。
実は「つじ半」というのはつけ麺店の「めん徳二代目つじ田」と天丼店の「金子半之助」の2つのお店がコラボをして始められたお店なのだそうで、店名も2つのお店を半分ずつにしているというところが特徴です。
歴史的な老舗が多く営業している日本橋においては後発にあたりますが、出店をしてから爆発的な人気となっており、休日やお昼時だけでなく平日の昼間にも常に30~40人が待機しているというので驚きです。
そのため「つじ半」で食事をしようと思った時には2時間待ちは覚悟しなくてはならないということが常識になっているので、軽い気持ちで訪れるというよりはどうしても「つじ半」が食べたいと思って訪れた方がよいでしょう。
代表メニュー、おすすめ料理
つじ半はメニューも非常に独特で、「ぜいたく丼」というものしかありません。
ただし「ぜいたく丼」には松竹梅の三段階に特上というものがあり、どれを注文するかにより丼の上に乗ってくるものが変わってきます。
価格は梅が990円、竹が1450円、松が1980円となっていて、特上は2980円です。
その他に生ビールや日本酒などを注文をすることができますが基本的にはシンプルなメニューのみを楽しむために行くお店です。
席に着くとカウンターに「おいしいお召し上がり方」という注意書きが書かれていますので、その作法に従って食べるというのがルールとなっています。
詳しくは店内で見てもらいたいですが、ざっくりと説明をすると注文した丼と一緒に最初に黄色醤油がつくのでそこにわさびを溶かして上からかけて食べるというものです。
丼とは別に刺し身がつきますがそれは丼と一緒には食べずに残しておいて、食べ終わったタイミングで鯛だしを頼んでお茶漬けにすると書かれています。
住所・アクセス方法
「つじ半」の住所は東京都中央区日本橋3-1-15 久栄ビル 1Fとなっており、最寄り駅はJR東京駅八重洲口で徒歩1分程度で到着します。
営業時間はランチタイムは11時~15時までで、ディナータイムは17時~21時です。
定休日は固定されていませんが、不定休があることと年末年始は休業になるということなので東京に訪れたときに利用をしようと考えている人は事前にお休みになっていないか調べてからの方がよいでしょう。