鳥めしがクセになる美味しさ「登利平 本店」

鳥めしで有名な登利平 本店

登利平 本店は、群馬県前橋市六供町にある鶏料理が有名な飲食店だ。
鶏料理自体は日本では古くからあり、日本料理の専門店でも昔から多く扱われていた。
大正時代には鶏料理の専門店が街なかでもよく見かけるようになったそうだ。
登利平もそのころにスタートし、もととなるお店が開業したのが大正末期だった。

はじめは東京の北千住に店を構えていたが、昭和になって鶏肉販売店を前橋市にて出店している。
その後のれん分けにより昭和28年に登利平 本店が開業、現在に至るまで親しまれている。
そんな登利平 本店の名物は「鳥めし」だ。
半世紀以上にわたって脈々と受け継がれた秘伝のタレを使った鶏めしは、今では上州名物の一つに数えられるほどになっている。

いくつかラインナップがあるが、なかでも「上州御用鳥めし」は昭和47年に群馬県有料物産品の弁当部門での推奨品となったほどである。
国産米に薄くスライスした鶏肉をのせ、そこに秘伝のタレをまんべんなくかけて食べる。
鶏肉の柔らかさと、コクのあるまろやかなタレのハーモニーが何とも言えない味わいを作り上げている。
群馬県のソウルフードとも言われる登利平 本店の鳥めし、お近くに起こしの際はぜひ食べてみてはどうだろうか。

登利平 本店の人気メニュー

登利平 本店の鳥めしは、鶏肉とご飯、タレの三位一体で作り出す絶妙なバランスの味が目玉だ。
鶏肉はビタミンとミネラルの豊富な餌によって育成された国産のひな鶏だけを厳選し、ご飯も厳選の国産米が使われている。
それに秘伝のタレがかかって、得も言われぬ味わいを実現させているのだ。
このタレは先代が試行錯誤した完成させたもので、その後半世紀ほどもタレ壺のなかで受け継がれてきた。
ほのかな甘さのなかに上品な香りが感じられる。

そんな登利平 本店の人気メニューだが、やはり鳥めしだろう。
800円の「上州御用鳥めし竹重」の看板メニューに加え、900円の「上州御用鳥めし松重」もある。
こちらはコクのあるもも肉とあっさりしたむね肉の2種類を使っており、一度に違う食感とおいしさが楽しめる。
鳥めし以外も鶏肉を使ったメニューが人気で、親子丼のほか、鶏肉を使ったカツ丼やカツ重もある。

また、登利平 本店ではお持ち帰り用にお弁当も販売しているので、立ち寄ったついでにおみやげにいかがだろうか。
お持ち帰り用としては、750円の「上州御用鳥めし竹弁当」と、850円の「上州御用鳥めし松弁当」がある。
こちらも「松」の方がもも肉とむね肉の2種類を使っているのが特徴だ。
鳥めし以外では、3種類の鳥肉を使った鳥串弁当(900円)、厚切りのむね肉のカツに辛めのソースがよく馴染むソースかつ弁当(900円)なども人気がある。