プロライター必見!上手な取材のコツ

こんちは。
ライターにとって情報収集能力は、必須スキルであると僕は思っている。インターネット上にある情報は逃げることはないが、取材は違う。

わずかな時間で、たくさんの情報を集めなければならない。
取材に必要なことは言い出したらキリがないが、今回は僕が大事にしている3つのことを紹介しようと思う。

取材

下調べを徹底的に行う

企業が提供する公式サイトのすべてのページを読み込もう。トップページから取材に関係ないと思われる採用ページ、過去の取材記事まですべてをチェックする必要がある。

「要点だけ抑えればいいんじゃないの?」と思うかもしれないが「知っている」という事実が、あなたの自信へと繋がる。無知な状態で現場に入るのと、豊富な知識を持って乗り込むのでは、内容に大きな違いが出てくるはずだ。

企業が積極的に取り組んでいることは何かを、トップページなどから読み取る。
社長メッセージなどから抱えている課題は何か読み取る。
決算単身などから企業が抱えている問題は何か読み取る。

また、集めた情報を元に取材の目的や質問案をまとめ、事前に共有しておくことも大切である。
取材する側に質問する内容をあらかじめ共有しておけば、さらに詳しく内容を掘り下げることができるのだ。

共有せずにぶっつけ本番で挑んでしまうと、取材内容を把握してもらうのに一定の時間を使わなければならない。
その結果、相手に不満を抱かせてしまうことになる場合もある。

一般的に、取材のやりとりはライターではなく編集者がするものだと思う。しかし、言われたままに動いていては、良い取材ができない。「取材対象者のプロフィールをください」などいった働きかけが必要である。

6W2Hと時間を意識して聞く

取材時間は無限にあるわけではない。限られた時間の中で、取材対象者の良さを最大限に引き出さなければならない。

その為には「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どちらが・どのように・どれくらい」の6W2Hを念頭におき、さらに過去・現在・未来を意識すれば、内容のある質問ができるようになる。

ここでのポイントは、現在から切り込んで行くということ。過去と未来の話は、振り返ったり考えたりしてしまうので、そのぶん時間を使ってしまうのだ。時間軸に合わせたゴール設定をしよう。

アフタートークを大切にする

取材終了後は、興味深い話を聞けることがある。「あの○○商品はどうなりましたか?」などと聞いてみると、取材のときには聞けなかったこと情報を得られるかも。

聞き忘れていた質問、パッと思いついた質問など軽く聞いてみよう。

まとめ

取材は高い技術を求められる。
中でも「質問力」は本当に奥が深い。

取材対象者と取材人の両方が満足できる内容にするのは並大抵のことではない。
だからこそ、取材前の準備を大切にしてほしい、と僕は思っている。

とはいえ、取材は生き物なのでどんなに準備したって失敗するかもしれない。
だが、そこで挫折せずに何度も挑戦し続けてほしい。